場所・アクセス
鳥取県境港市竹内団地252-1 境夢みなとターミナル
・JR境港駅より車で約15分
・米子鬼太郎空港より車で約10分
・米子自動車道米子I.C.より車で約30分
アクセス情報は こちら
開放時間
9:00~18:00
水曜定休 ※イベントにより利用できない場合あり
ピアノ
グランドピアノ ベヒシュタイン Model.M 1885年製
※ピアノのサイズについてはこちら
設置時期
2020年4月〜
情報
境夢みなとターミナルは2020年4月に完成したクルーズ船の寄港ターミナルで、誰でも利用することができます。
ここに置かれたピアノは、島根県出雲市の日野ピアノ調律工房 株式会社クラヴィーアさんからターミナルに寄贈されたベヒシュタインのグランドピアノ。
自由に弾けるピアノとしてベヒシュタインが開放設置されている場所はここ以外にありません。
ベヒシュタインはスタインウェイ、ベーゼンドルファーと並び「世界三大ピアノ」の一角をなすピアノメーカー。
今現在ではスタインウェイの突出した販売力とシェアによって、ベヒシュタインの流通量の比率は極めて低く、貴重なピアノの一つといえます。
このピアノが製造された 1880年から1900年にかけて、ドイツのベヒシュタイン社では毎年 1,000台以上のピアノを生産。1900年のピアノ生産実績は 3,500台/年 にも達したと言われ、輝かしい繁栄のピークを迎えていました。
そして時を同じく1900年、日本ではヤマハによって初の国産ピアノが産声をあげます。
ヤマハがピアノを作る際に、ベヒシュタインから技術者を招いたというのは有名な話です。
日本ではまだピアノ製造が始まっていなかった時代にベルリンで作られた、大先輩とも言えるベヒシュタイン。
細部には、現代のピアノとは異なる部分を見つけることができるので探してみるのも楽しいかもしれません。