ストリートピアノを楽しむにあたって
日本では2018年から各地にストリートピアノが多く設置されるようになりました。
もともと欧米に存在していた文化がようやく日本で広まり、SNSでの動画投稿を通じ、あっという間に多くの方々に認知されるようになりました。
その魅力は何と言っても、誰でも自由に演奏して良いということ。
今後もストリートピアノが日本中に広まり、末長く文化として根付くとことが期待されています。
自由と責任そして思いやり
「自由」は個人の自立と責任の上に成立します。
みんなが末長くストリートピアノを楽しめるためには、私たち一人一人の個人が責任ある行動をとることが大切です。
責任という意味では、周囲や管理者に迷惑をかけない配慮と行動をすることが基本ですが、これに加えて皆がプラスアルファの思いやりを持っていると日本のストリートピアノ文化はより一段と良いものになるはずです。
たとえば
- ピアノに気になる汚れを見つけたら可能な範囲で清掃処置をする
- 散らかっていたら片付ける
- 不具合や気になる箇所を見つけたら管理者に連絡する
- 「こうしたらもっと良くなるんじゃない」と思うことは積極的に提案する
など、ストリートピアノの運営に私たちが積極的な姿勢で関与するという小さな心がけの積み重ねがストリートピアノが健全に続いてゆくために大切です。
イスの脚が緩んで不安定になっている、ピアノの設置が不安定になっている、部品が欠けて鋭利な部分が生じているなど、安全に直接関わる情報は一刻も早く運営者に知らせましょう。
※ストリートピアノは限られた予算の中で運営されているので、調律の狂い等についてシビアな指摘をすることは運営者に対して酷なことかもしれません。
喜びの連鎖
運営者はストリートピアノの設置を通じてたくさんの人々がその場を訪れて楽しんでくれることを願っています。もしあなたのストリートピアノでの経験が楽しく素敵なものであったなら迷うことなく、写真や動画をSNSに投稿して世界中の音楽愛好家たちと情報を共有しましょう。後日仲間と一緒に再訪するのも良いでしょう。更には、ピアノの設置運営に関わる商業エリアでのお買い物等を通じて地域経済に貢献することも価値の高い行動です。
ストリートピアノに出かければ、同じ趣味を持った仲間と知り合うことができます。
出会った仲間を尊重し合いながら日本の音楽文化をみんなで盛り上げましょう。